当協議会は、平成2年に産業廃棄物等の適正処理等により生活環境の保全と産業の健全な発展を図るという目的で設立され、その後の社会情勢等の変化により、「地域における環境保全の推進」を追加し、「地域における環境保全の推進並びに産業廃棄物の適正処理等により、生活環境の保全と産業の健全な発展に寄与する」ことを目的として事業を実施しています。
昨年は新型コロナの影響により、各種講習会や視察研修の一部が実施できないなど、本協議会の事業にも大きな影響がありました。
新型コロナやウクライナ問題等により、世界中の人々の生活に大きな影響が生じているなか、環境問題については、地球環境を取り巻く情勢はめまぐるしく変化しており、気候変動や海洋プラスチックごみ、食品ロスの問題などの新たな環境課題やSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが求められています。
こうしたなか、県においては、新たな課題への取り組みを盛り込みながら、「第3次大分県環境基本計画」の改定を行うとともに、昨年3月に「第5次大分県廃棄物処理計画」を策定するなど、豊かな環境を将来の世代へ継承するため、各種の環境施策を推進しています。
このようななか、本協議会も大分県、大分市、各種団体と引き続き連携しながら、これまで以上に地域における環境保全の推進、産業廃棄物の適正処理及び産業の健全な発展はもちろんのこと、気候変動等も考慮しながら、地域に根ざした幅広い環境保全活動に取り組んでいきたいと考えています。
今後も会員の皆様方からの要望も踏まえ、環境法令等の基本に立ち返るとともに、法改正等の動向を的確に把握しながら、地域における環境保全の推進、事業所における知識技術の向上及び研修や調査研究等の各種事業を行います。
事業の実施にあたっては、会員の皆様方のご協力のもと、関係機関及び関係団体と連携し、経費節減と効果的な事業成果が得られるよう、その実施に努めてまいります。
|